MOTHER2 ディフェンスバグ
loliillya.hatenablog.comに続き、あまり知られていないバグの記事第二弾です。結論から言ってしまうとこっちは特殊な手順を踏まないとできないばかりか、ほとんど役に立たないものとなってます。自分の調べた範囲では2019年には見つかっているようです。
どういうバグ?
タイトルにある通り、ディフェンスを通常ではありえない数値にするというものです。ディフェンスが120以下のプーが必要です。
一応他のキャラでもディフェンスが80以下であれば可能です。この場合は装備バグを使わないといけないのでおうじゃのうでわとおうじゃのバンダナが必要です。(ディフェンス40以下なら片方でも可)
準備
装備でディフェンスを0にしたキャラクターを一人用意します、その後戦闘に入ります。誰でもいいですが、いのるを使う関係上敵が自分で回復を持っている敵がいいでしょう。(いのるは敵を攻撃してしまうことがあるので)
一応戦闘内で装備して0にしてもいいですが、いのるの前に行うこと。
手順
(必須ではないですが敵を一体にした後パラライシスで敵の行動を封じる)
やることは単純でいのるでディフェンスダウンの効果を2回引くまでいのり続けるだけです。
結果・原理
結果だけ言うとディフェンスダウンが起こるたび、ディフェンス0のキャラクターのディフェンスが1、4095、3840...減少していきます。この値はちゃんと反映されています。
まず前提ですが、ディフェンスダウンは当たった対象のディフェンスを1/16減らすというPSIです、今回はいのるを使ってますが効果は一緒です。ちなみに重ねがけ可能ですが最大1/2までしか減らせないというのもありますが今回は無関係です。
あくまで仮説ですがなぜこの様になるかというと、戦闘中はキャラクターのステータスに対しては符号あり16ビット整数、ステータス変化量は符号なし16ビット整数を使っているためです。あくまでバグ紹介なのでここでは説明しませんが、前者は-32767~32768、後者は0~65535までの数字を表現可能です。
以降
符号あり16ビット整数→符号あり
符号なし16ビット整数→符号なし
と呼びます。
まずディフェンスダウンを1回かけた後のディフェンス0のキャラクターのディフェンスはこうなります。
(ディフェンスダウン1回目)
ディフェンスが1減少し、-1となります。ディフェンスが0以上であれば特におかしなことは起きないのですが、0を下回ってしまったことにより以下のことが起きます。
1111 1111 1111 1111
上の数値は現在の2進数の16ビット(ビットは桁のこと)の値です、これは符号付きだと-1を表し、符号なしだと65535を表しています。
キャラクターのステータスは符号ありの値を使っているので-1なのに対し、ステータス変化参照量(以降参照量と呼ぶ)は符号なしを使っているので65535になります。この値はディフェンスダウンでどれくらいステータスを下げるかの計算で次ターン以降でも使われます。
(ディフェンスダウン2回目)
ここからバグが目に見える形で出始めます。ここでのディフェンスダウンの変化量は65535/16=4095 (ここでの計算結果は必ず小数点切り捨てます)となるので上の結果と一致します。この時点のキャラクターのディフェンスは-4096です。
ここで2進数の16ビットの値はこうなります。
1111 0000 0000 0000
これは符号付き(または現在のキャラクターの実際のディフェンス値)は-4096、符号なしは61440となります。この参照量は参照量-今回のディフェンスダウンで変化した値で計算可能です。 (今回は65535-4095=61440、この値が次ターンで使われる)
(ディフェンスダウン3回目)
ディフェンスダウン変化量:61440/16=3840
キャラのディフェンス:-4096-3840=-7936
参照量:61440-3840=57600
4回目以降はディフェンスダウン変化量と参照量を計算していくことで予測可能となります。ただしキャラクターのステータスが符号付きを使っている関係上、-32767を下回るとオーバーフローを起こし、その時の結果は32000ぐらいになると思います。
キャラクターのディフェンスを極端に下げてシールドβの反射で大ダメージを与えるという使い方は出来ますが、そもそも通常プレイであればペンシルロケットを使えばいいになるので一発ネタのバグとなります。試してないですけどこのバグを使えば通常プレイで与えられる最大ダメージ(ギーグ撃破後に27000程度入る場面がある)を超えれるんじゃないかと思います。
RTAでは全写真というカテゴリー限定ですが使われています。
RiJ2023冬に行った話
オクトパスカルさんすごい pic.twitter.com/s1J7I05s7D
— あ (@loliillya) 2023年12月29日
マザー2も出来てメテオスも出来て更に将棋も出来るなんてすごいなあと思いました。 (speedrun.com上の最速タイムと1秒ぐらいしか変わらない)
あとへいきんだいすきクラブの名刺を何人かに渡せてよかったです。
2023年振り返り
なにもやったきおくがない
しのうかな
わいわい9回目告知
1クールに1回やる企画です。
前記事にも書いていますが、前回からサーバーの体制が変わりTASさんロール付与による巻き込みBANというのは無くなりました。この企画とは直接関係はありませんが一応書いておきます。
イベント名
TAS好きの人たちがRTAでわいわいする9
日時
7/29,30の午前10時から24時予定 (応募状況次第では短くなる予定)
配信場所
https://www.twitch.tv/tasers_rta
応募先 (サーバー先にgoogleフォームがあります)
応募状況
イベントの特色
・イベント中は参加者全員が好きなときにボイスチャットに入ってお話ができます。ガヤのようなものです。他のイベントと違って走者と解説だけが話すわけではないのが特徴です。この音声は配信に全部乗せます。走者が喋れなくても周りが喋ってくれる感じになります。
・走者が個人のチャンネルで配信してもらい、それを主催がミラーします。ゲーム画面が配信内のどこかにあればOKなので、いつも使っているレイアウトでやってもらって構いません。(タイマーつけるつけないも自由)
・解説不要(お誘いするのは自由です)、走者がやりたい時にやったり、ガヤの誰かがやってたりやらなかったりします。ちなみに応募時の記録動画も不要です。
・発言自由。差別発言・攻撃的な言葉遣い等、他人を傷つけるようなものでなければ何でもありです。
・直接は関係ないですが、このイベントの宣伝はしたい人がするという形をとってます。
応募時の注意
・エミュレーターは禁止、互換機は使用可です。(これができればランダマイザーもOK)
・基本どんなゲームでも受け付ける方向ですが、時間で測れる明確なゴールをカテゴリーとして応募してください(例として時間の測れるゴールではない講座等は不可)。SRCに無いのでもOKです。R18ゲームはRTA中に性的表現が出なければ応募可です。
・ゆるいイベントにしたいので、通せる+大体の見積もり時間がわかるのであればそれで十分です。
・ボイスチャットの配信を乗っける都合上、走者の配信にはゲーム音のみ乗せるようにしてください。(重要)
・Youtubeを使う場合、外部リンクを許可するようにしてください。
・スケジュール公開はイベント当日一週間前ですが、空きがある限りはスケジュール公開後でも応募OKです。 (当日飛び入りも可)
主催
この記事を書いた人 (twitter:@loliillya Discord:0xwas)
MOTHER2の新バグ
今年の12月から開催されるRTAイベント、RTA in Japanにてこのゲームが採用され、これから紹介するバグが使われる予定であるためにこの記事を書くことにしました。 (この記事を書いた時点では12/31の昼過ぎから始まる予定です)
このバグの名称と出来ること
このバグは「Equipment Scramble」と呼ばれていて、MOTHER2の海外版であるEarthBoundのランダマイザーの1つ、PK ScrambleのScrambleと装備品の英訳を合わせた名前となっています。今年5月にとある配信者がこのランダマイザーをやっていた時に発見したためこの様になっています。日本語名は知名度がほぼほぼ無いのもあってありません。便宜的にここでは装備バグと呼びます。
出来ることとしましては、ある程度制約はあるもののどんなアイテムでも装備ができるというものです。今回はそれのやり方と活用例を紹介したいと思います。
尚、このバグは言語や機種問わずどんなバージョンでも出来ます。なんとGBA版でも出来ます。
準備するもの
・ぬいぐるみ (つよいぬいぐるみでもいいが手間が増えるだけなので非推奨)
・正規に装備することのできる装備品
・実際に装備させたいもの (何でも可、バグ後ここのアイテムが装備される)
道具欄のどこでもいいので装備させたいキャラ一人に上のアイテムを順番に持たせる。並びは必ず合わせてください。
準備ができたら装備バグを起こしたいキャラよりも速く動ける敵と戦闘をします。
スカラビにいるレアおたずねものムシがスピード136で最速かつ必ず全体攻撃のファイアーをしてくるのでやりやすいです。この敵を使う場合は2番目のアイテムをほのおのペンダントにしておくと楽です。
やり方
動画ではわかりやすくするために他の敵、あのあれを使ってやっています。
ここでは例としてぬいぐるみ、やみのペンダント、キャッシュカードを使って、キャッシュカードを装備することをしています。
やっていることは単純で、敵にぬいぐるみを破壊してもらう→その後にグッズから2番目のやみのペンダントを装備して完了です。この時点でキャッシュカードが装備され、(今回は変わりませんが)ステータスにも反映されています。
もしぬいぐるみが破壊されず、装備だけしてしまった場合は、破壊されるまで装備を繰り返すだけでOKです。
今回の動画を例にして原理を説明すると、持っている順番が
ぬいぐるみ(1) やみのペンダント(2) キャッシュカード(3) ()内はアイテムの順番
で2番目のやみのペンダントを選ぶと本来はそれを装備するのですが、装備前にぬいぐるみが破壊されることによって
やみのペンダント(1) キャッシュカード(2)
というアイテム順になり、新しく2番目になったキャッシュカードを装備してしまうという結果になります。(破壊されたときのアイテム並びズレは考慮されてない模様)
ちなみに今回使ったキャッシュカードはステータスに影響ありませんが、アイテムによっては他の効果があったりなかったりと様々です。全部載せようとすると1000行以上になってしまうので各自で下記リンクからテキストファイルをダウンロードして試してみてください。(ページ内のdownloadのボタンからダウンロードできます)
次の応用編を読む前に見るだけでもおすすめします。
応用1 (全員可能)
上記がこのバグの基本的なやり方紹介でしたが、ここで装備させたいアイテムを置かずにバグを起こすと下の画像のようにヌルという装備が付きます。 (上の例で行くとぬいぐるみ、やみのペンダントを道具欄の最後に置くことになります)

この装備はステータス上では何も起こりませんが、拾うや買うなどの行為をしてこの装備者の道具欄に新しいアイテムが追加されるとヌルの代わりにそれが装備されるという特性があります。
今回は他のキャラが持っているかたにちからバットをネスに渡してみます。以下の画像の結果になります。
ヌルの位置に渡したかたにちからバットが装備されました。ただし注意点があり、ここではこのバットはそのたに装備するとディフェンス+125上がり、画像では正しく見えますが、実際にはステータスに反映されていません。反映させるにはボディかうでの装備を外すのが一番楽に反映させる方法です。(装備してない状態からそうびしないを選んでもOKです)
アイテムによってはこんなことも可能です。今回はかたにちからバットという本来は武器装備なので、同時にぶきにも装備ができます。ちなみに道具欄にはかたにちからバットは1つしかありません。
応用2 (ジェフのみ可能)
ジェフにこわれたエアガン・メカ・レーザー・ビームほう・ハーモニカのどれか1つをバグで装備させて、これを宿で泊まるなどして直すとうでに直した武器が装備されます。(他のだと普通に装備できず手順が増え、面倒になるので割愛。メカとビームほうは店で売っています)
これをぶきに装備、その後道具を整頓して直したアイテムがジェフの道具欄の一番うしろに来るようにします。

最後にこの直した武器をジェフ以外の誰かに渡すなり捨てるなりしてジェフの道具欄外に動かすと、うでにヌルが付きます。

このヌルは応用1でつけることの出来るそのたのヌルと全く同じ働きをするので、最後にジェフの道具欄に追加したアイテムが自動装備されます。応用1を先にやってこれもやるとジェフは2つ同時にヌルをつけることも出来ます。(ただしこうしてしまうと同時に同じアイテムで上書きされるので注意)
これでこのバグの説明は終わりです。実用性としてはプーにマジックトリュフをつけたりして最強のプーにしてみたり、ポーラにより強い武器をつけたり他数点ぐらいしか無いと思いますが、どんなアイテムでも装備できるという点でやった後の見た目はすごい楽しいバグです。手順がちょっと複雑ですがこの記事通りやれば行けると思うので興味があれば挑戦してみてくださいね、今はswitchでやり直しも出来るいい時代ですので。
この記事を書くにあたって関係のあるまたは協力してくれた方々
AND4Hさん - 今回のバグの発見者です。
Serraさん - 発見当時からバグの細かい検証をしてくれました。大いに参考にしました。
JTolmarさん - 上にあるアイテム効果リストの原文(英語)を提供していただきました。PK Scrambleの製作者でもあります。
わいわい8回目告知
1クールに1回やる企画です。
前記事にも書いていますが、前回からサーバーの体制が変わりTASさんロール付与による巻き込みBANというのは無くなりました。この企画とは直接関係はありませんが一応書いておきます。
イベント名
TAS好きの人たちがRTAでわいわいする8
日時
12/10,11の午前10時から24時予定 (応募状況次第では短くなる予定)
配信場所
https://www.twitch.tv/tasers_rta
応募先 (サーバー先にgoogleフォームがあります)
応募状況
イベントの特色
・イベント中は参加者全員が好きなときにボイスチャットに入ってお話ができます。ガヤのようなものです。他のイベントと違って走者と解説だけが話すわけではないのが特徴です。この音声は配信に全部乗せます。走者が喋れなくても周りが喋ってくれる感じになります。
・走者が個人のチャンネルで配信してもらい、それを主催がミラーします。ゲーム画面が配信内のどこかにあればOKなので、いつも使っているレイアウトでやってもらって構いません。(タイマーつけるつけないも自由)
・解説不要(お誘いするのは自由です)、走者がやりたい時にやったり、ガヤの誰かがやってたりやらなかったりします。ちなみに応募時の記録動画も不要です。
・発言自由。差別発言・攻撃的な言葉遣い等、他人を傷つけるようなものでなければ何でもありです。
・直接は関係ないですが、このイベントの宣伝はしたい人がするという形をとってます。
応募時の注意
・エミュレーターは禁止、互換機は使用可です。(これができればランダマイザーもOK)
・基本どんなゲームでも受け付ける方向ですが、時間で測れる明確なゴールをカテゴリーとして応募してください(例として時間の測れるゴールではない講座等は不可)。SRCに無いのでもOKです。R18ゲームはRTA中に性的表現が出なければ応募可です。
・ゆるいイベントにしたいので、通せる+大体の見積もり時間がわかるのであればそれで十分です。
・ボイスチャットの配信を乗っける都合上、走者の配信にはゲーム音のみ乗せるようにしてください。(重要)
・Youtubeを使う場合、外部リンクを許可するようにしてください。
・スケジュール公開はイベント当日一週間前ですが、空きがある限りはスケジュール公開後でも応募OKです。 (当日飛び入りも可)
主催
この記事を書いた人 (twitter:@loliillya Discord:ロリのヒモはいいぞ#6969)